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悠建築工房スタッフブログ

World Architecture Awards 2020-2021

[2021.3.4更新]

 世界各地でコロナ禍が続く状況を受けて、2020年のプリツカー建築賞は授賞式が開催されませんでした。代わりに、同賞を主催するハイアット財団は20年10月7日、Webサイトで受賞者などのコメントを収録した動画を公開しました。同賞は建築界におけるノーベル賞ともいわれるもので、約42年の歴史。“リアル”の授賞式を開かずに動画配信としたのは初めてのことです。

動画の見どころは、受賞者のコメントでした。20年の受賞者は、アイルランドの2人の女性建築家Yvonne Farrell(イボンヌ・ファレル)氏とShelly McNamara(シェリー・マクナマラ)氏。ファレル氏は1951年生まれ、マクナマラ氏は52年生まれで、ダブリンにあるユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD)で共に建築を学んだそうです。

 

動画の中で、2人がプリツカー賞のメダルを首にかけて、静謐(せいひつ)な図書館を歩くシーンがあります。その場所はアイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリンにある図書館内の「ロングルーム」で、1592年に建設された。アーチ天井と、ずらりと並ぶ巨大な書架が印象的な図書館。先に語り出したのは、ファレル氏。若手建築家へのメッセージをこう述べました。

 

 「今トリニティのロングルームに立っていることもあり、未来に向けた手紙を伝えたいと思う。建築家には様々なタイプがいて、あなた自身が最高の建築家になるかもしれない。世界には美しく驚嘆するような場所がある。自分の周りを見渡して、ありふれた場所がいかに素晴らしいかを見てほしい。建築家となるための教育を受けることは光栄なことだ。あなたの才能や時間は、豊かな社会をつくるために投じなさい。人々は、彼らのニーズや夢を現実に置き換えてくれる存在としてあなたを頼るだろう。最善を尽くしなさい。」

 

 

世界一美しい本『ケルズの書』が見られるという、トリニティカレッジの図書館。この静謐な図書館を歩きながら語られる、何とも、豊かな大らかな言葉の中に、大きな力強い息吹を感じる言葉です。

 

『プリツカー賞』の受賞に際してファレルは、

建築は地球上で最も複雑で大切な文化的活動の一つだと言えると思います」

 

kinoshita

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